デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ

ボビンレースのブログなのに、レースの写真が無さ過ぎ…とのご指摘をいただきまして、
オリジナルで制作した掲載可能なボビンレースの写真をこちらにまとめて貼り付けておきます。
パターン集の制作を考えております関係で、ここにアップできないものが多くて、ちょこちょこした試作品が中心になりますが、ご参考になれば幸いです。

✳︎パリの鹿については、イルマさんの有名で美しいアンティーク写しの模様の一部を参考にさせていただいた習作。パリレースへの憧れというか、オマージュ作品のようなものです。
随時、追加予定。

☆petit lys
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☆Flower Ring of 24 Pairs
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そういえばupしていなかったかも…
Binche(バンシュ)のテクニックで、
アンティークっぽくフランドルグランドの原型(ダブルステッチのみの)を使って丈夫なお花のボーダーを、
どこまでミニマムなペア数でデザインできるかにトライしていたとき、
もしかして指輪仕立てにしてもかわゆいかも♪
と、ふと思いつきでリング仕様に一部をアレンジしてみたもの。
2、3時間あれば、手の早い方なら織れるかんじ。
レースを指輪にするって、汚れちゃいそうでコワい〜っと、パターン集にはウケが今ひとつだったので外すことにしましたが、個人的にお気に入りのパターンなので(笑)、名刺の裏にプリッキングを印刷してたりします。
点々だけでも、けっこうかわゆいので…^ ^

☆モダンシャンティーのバラをアップリケ
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これはオリジナルのデザインというかですね…テクニカルドローイングの無いバイユーレース(≒シャンティーレース。要は、アンティークレースで有名なシャンティーレースが現代に伝承されているエリアが、シャンティーではなくバイユーとなっている現状からきています。アンティークのシャンティーは基本は黒の絹糸ですが、バイユーは白糸を使う作品が中心となっていたり分類的に厳密には違いはあります。)の壮大なプリッキングがありまして、
その中の一輪の薔薇が目に留まり、そこだけ抜き出してアドリブでモチーフだけ織るという、モダンシャンティーというテクニックで織ったものになります。
連糸タイプのレースなので、華奢に見えて意外と丈夫♡
リネンのワンピースにブローチがわりに、2、3箇所軽く縫いとめてみました。
空気のように軽くて生地になじんでくれます^ ^
ちなみに、モデルは私ですが、アラフィフには加工ソフト、有難いデス…(笑)

☆Hearts and Wings

フランドルスでペネチェを製図してみたくてサクッとデザインして試し織りしたもの。
予想よりカワイイかんじになったので、そのうち真面目に織ってリングピロー風に仕上げたものに写真差し替え予定。
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☆Hearts on the corners

バンシュでよく使うパリ・グランドをコーナーに配置するデザインを考えるのにハマっていたときに、逆にコーナーにモチーフを置くバージョンもデザインしたもの。
ついでにバンシュのペネチェの復習がてら製図。
試し織りで超手抜きしたので、若干ゆがんでいますが、記録まで貼り付け。
この位置にハートを配置すると、かたちがシャープに出るなぁと。
何か別のデザインをするときに、このアイデアが活かせるかも?
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☆LIFE IS SWEET
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©️Yuki Nakai 2016
バンシュで、ブレスレットにできるテープレースをデザインしてみました。
24ペア 48本 ep120

慣れてる方なら半日くらいで織れるプロジェクトになってます^ ^
しおりにもできるし、使い方はお好みで…ということで、 パーツなどつけていない状態。

☆ロザリン
イニシャルの習作
文庫本サイズのノートの透明なカバーを利用して表紙に。
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☆パリ
イルマさんの鹿に憧れて…鹿の習作
ご参考:Parisの鹿
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☆バンシュ KANT誌掲載作品
La Dentelliere bracelet

バンシュといえば、大量のボビンを使う最高難度のレースで、何年も習わないと織れないような高嶺の花…そんなイメージが強くて、憧れてはいるけれど手が出せない…そういう方々、いらっしゃるかと思います。
私自身がそうでした。

そんな昔の自分のためにデザインしたようなレースです。
少ない本数で練習気分でスグに織れて、仕上げれば実際に使えるようなもの…
モチベーションも上がるし、ピンを抜いたときうれしいかな〜と思って。
そんな想いを、KANT誌を通じて、世界中のボビンレースを愛する方々にシェアできて幸せ。

これは両サイドをピコにしたデザインにしていますが、各サイドに1ペアずつ足して、両サイドをダブルステッチ仕上げにすると、使ってるときのドキドキ度は下がります。

バンシュのようなレースのボーダーものは、歴史的に、縁取り用か布と布のつなぎ目に縫い込む用の用途で織られてきたので、
両サイドをピコのデザインというのは、私は見たことがありませんでした。
だから、先入観の無い日本人ならではのデザインね〜と面白がっていただけたらうれしいなと思いつつ、デザインしてました^ ^

個人的には、繊細なものをドキドキしつつまとうかんじ、好きなんですけれど、

作品としては、このダブルステッチバージョンのペア数のパターンの提案は、今後のライフワークの柱としています。

ちなみに、La Dentelliere というのは、フランス語で、「レースを織る女性」を意味します^ ^


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☆ハートの習作(バンシュ、パリ、フランドルス)
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KANT誌に掲載した作品については、著作権はKANT誌に属します。
その他については、すべて私に帰属します。
掲載写真からのデザインの剽窃またはコピー制作、
無断での写真の流用等、著作権を侵害するような行為はできません。

このページをご覧になるのはボビンレース愛好者の方々がほとんどでしょうから、そのようなお断りは不要かと存じますが、念のため。

# by lacecafe | 2016-05-18 10:08 | 自己紹介

習ってきたレースの種類とか…思えばいろいろやってきたなぁ…

今日はとても爽やかなお天気。
梅雨の合間の日差しが強い晴天…というのは1年のうちでも好きなお天気なのですが、今日はなんだかそんなかんじ。
やっぱり、少し、季節が早まっているような…

ここ1か月ちょっと、ボビンレースってこんなもので現状こんなかんじ~なんていうことを、ボビンレースについてほとんど全くご存じないカテゴリーの方々にお話しする機会が何度かあって、

そのときに、簡単だけど、説明用にペーパーをつくったというか、したためたのですけれど、
つらつらとボビンレースの種類を列記していきつつ、なんか感慨にふけってしまいました。

そういえばこれまでに習ってきたレースであったり、パターンを見れば織れるレースの種類というのは、けっこうな数になるんですよね(遠い目)
習った順でいうと、

・トーション
・ロシア
・フラワーワーク
・クリューニー(ベッドフォードシャーはトーマス・レスターの薔薇のデザインに一時熱烈に恋に落ちてて書籍で個人的に補完)
・シャンティーではないチュール系
・フランドルス
・パリ
・ヴァレンシエンヌ(丈夫だしもともと最初に憧れたレースではあるのですが、四つ組みのネットを美しく織りあげるのは至難の業~)
・バンシュ
・ファインブルージュ
・デュセス
・ロザリン
・バイユー(シャンティー)
・モダンシャンティー
・ロココ
・クリザンテ
・フラワーワークの応用(これ、とっても勉強になります♪)
・メヘレン(マリーン)(夢のレース…というにふさわしいようなアンティークの名品が多い種類。四つ葉のクローバーを思わせるグランドが特徴的で有名ですが、複雑で華麗なグランドの数々はバンシュレースで製図するときに使ったりして楽しめます♪ただ、メヘレンの独特のネット状のグランドについては織り方は習ったけれど、アンティークみたいな職人技は無理=ヴァレンシエンヌどころではない難しさで、とりあえず私はお手上げです^ ^;)

っていうかんじ。

デュセス筆頭に非連続糸のものはケースバイケースでのテクニックが多いし、
モダンシャンティーやメヘレンみたいな特殊で(個人的に思うのは)難しいレースというのは、適用されないけれど、

トーションを習って織り図の読み方を理解できれば、
極論、バンシュも織れちゃうんです。

織り図の指示通りに織ればいいだけなので。

もちろん、フランドルスやパリはグランドは異なるけれど同じようにギンプを使うものの、それにチュール系に至っては似ているように見えても国や地域によって、
ギンプの通し方、ピコのねじり回数またはピコの形状、糸の足し引き方法など、様々で、当然トーションとは異なるし、
そこまでのことは織り図には事細かに記載されないから、

パターンだけ入手しても伝統的な織り方を自力ですることは(そもそも知識が無ければ本来の織り方かどうかわからないわけで)できないけれど、
単純にデザインを楽しむだけなら、とりあえず細かいことは気にせず適当に織り図というかテクニック図通りに織れば個人的に楽しむことは可能なことがほとんど。

織り図のシステムを考案された方に、
ほんと、感謝です♡

ほぼインターナショナルに、理解可能な状態(線の色は統一しきれてないけれど、理解は可能)にまでなってるって、これだけ多様なレースの種類があるというのに、素晴らしいと思いません???

だから、私は何か国語も理解できないけれど、
私が製図したパターンは、織り図を読める人なら世界のどこの国のどこの言語を母国語にする人でも、理解して織ることができるということで、
そんなことを想像するだけで、うっとりしちゃいます^^
パターン集をつくるのも、どんな人に届くかな…っていう、
手紙をボトルに入れて海に流すような、そんな気分でもあります。

あれこれやってきたけれど、
今、デザインに取り組みたいし、心惹かれているのは、

・バンシュ
・モダンシャンティー

がメインで、あとはそのときどきでのマイブーム次第。

ある程度丈夫で、実用もできて(糸とかデザインにもよるけれど)、
華麗なデザインも、ラヴリーなデザインもできる、
そんなこの2種類が、いま、とってもフィットしています☆
いろいろ学んできた末の、現時点での、結論。

特に、バンシュは、製図ではかなり頭を使うけれど、
織り図とプリッキングさえあれば、誰でも織れちゃうところが気に入ってます♪
そんなこと、師匠に話したら、彼女もそうおっしゃってた。

モダンシャンティーは、かなり特殊。
デザインにもよるけれど、
たとえば薔薇の花みたいにしっかり面のあるモチーフの場合、
織りながらバンシュ的な織り図を脳内で構築しつつ織っていくかんじ。
だから、バンシュをある程度、製図できるようになった頃、
急に、あら、織れちゃうかも…あ、楽しい、
きゃ=はまっちゃった♡
っていう流れに。

モチーフLOVEで、チュール部分を織るのが面倒な私なんかにはぴったりなんです~
大好きな華麗なモチーフ部分だけ織れるっていう、夢のような手法で♪
デュセスの薔薇も素敵だけれど、モダンシャンティーだと基本的に連糸でかぎ針作業が無いから、個人的にストレスフリーなんです~
お絵かき感覚で織れて、ほんと、楽しいんです^^

あ、長くなってしまいました。
やりたいことは山積状態。

だけど、まずは、第1作目のパターン集を仕上げないと!です。
昨日、印刷会社さんというか、クリエイティヴ系に強い印刷会社さんなんですが、去年の秋に見積もりをとっていただきに伺って以来、2回目の訪問をしてきました。
結局、今回は、IllustratorもPhotoshopも使わず(もしかしたら文字とかで、友人にお願いするか、自力でキンコーズとかで使う部分はあるかもしれないけれど…)アナログに版下入稿なかたちで制作することに決定。
要は、切り貼り作業です~
それをスキャンしていただいて、そのまま印刷データとして使っていただくっていう。

色がきちんと再現されるかが気になるところだけれど、定評のある印刷会社さんだし、お手頃(といっても、けっこうドキドキな額です…みなさまに気に入っていただければよいのだけれど)なオンデマンド印刷ではあるけれど、なんとかなると期待☆

ではでは、3回目の洗濯が終わったところで、今日は主婦業と断捨離デーといたします~
どうもですね、レース関連に頭が集中していると、主婦業がお留守になりがち…
はやいところ主婦業やっちゃって、時間があったら、第2作目のパターンをちょっと考える時間にあてたいところ…

あれこれデザインを考えるの、好きなんです^^
レースの製図を学ぶ人の中には、ご自身でお教室を開くときに使えるオリジナル教材をつくるため、という方がけっこういらっしゃるのではないかと思うのですが、
私の場合、単純に、こんなデザインのレースがあったらいいな~っていう妄想を具体化させたくて、ひたすらこれまでやってきたところがあります。

デザインはライフワークとして続けていく予定。
せっかくこれだけ様々なことを学ばせていただいたので、
何らかのかたちでボビンレースの世界で役に立てたらなと。

だから、自分の手元でとどめておくのではなく、
せっかくだから、ボビンレースを楽しみたい!と思っていらっしゃる方々の役に立てる形で、パターン集を制作したり、
チャリティー企画などにパターン提供したり、
ニーズがあれば出前なりなんなりで織り方をお伝えする活動を続けることで、
そこに私がボビンレースと出会った意味を見出そうと思います。

別にバンシュでなくても、たとえば、伝統的な基本パターンのトーションでも、とてもかわいらしく楽しい作品が簡単に織れちゃう、そんなことを伝えるのも、とても楽しいだろうな、と。
そのうち、ちょっとトーションでも遊んでみますネ。
あ、横道…(苦笑)
危険、危険…でも、近々、ちょっとやってみよっと。

今年は、そんなこんなで来年も別コンセプトでパターン集を制作する関係で、デザイン作業に集中する予定です。
出前の「ATELIER 24 PAIRS」活動もいたしますが、
第2作目のパターン集を上梓するまでは、
件数は絞らせていただくことになるかと思います。
今はアイデア噴出期みたいなので…

さてさて、このへんで。

# by lacecafe | 2016-05-13 09:50 | ボビンレース

桜も終わり…

嵐のようなお天気が続いて、近所の桜はすっかり見る影もなく…
名残惜しいですけれど、桜吹雪は今年度の幕開け、新緑が好きなので五月病とは縁遠い私としては、ちょっとワクワクする気分の今日この頃です^^

とはいえ、桜のお写真をいくつか。

鎌倉の段葛の手直しがようやく終わり、初々しく爽やかな桜並木に。
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↑人出の多さに両手を挙げて適当に撮ったので斜めってます~
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舗装されてバリアフリーになったのは便利ではあるけれど、あの土の道が懐かしかったりもします…
昔の人々もこんなふうに歩いていたのかな~などと、時間を超えてその空間を共有している感じが趣があって好きでした。
でも、この若々しい木々の佇まいもよいものですネ。

そして夜桜。
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風でかなり散ったあとでしたけれど、巨木を独り占めして観られるかんじで素敵でした^^
少し葉っぱも見えていて、桜餅感が悪くないです♪

さてさて、パターン集は、写真で苦戦中~
もともとあんまり写真を撮ることのなかったものだから、イメージ通りに撮影するのって大変=と、じたばた(苦笑)
あと、掲載作品を若干、差し替えようかどうしようか迷い中。
ep120番の糸で織れるものばかりにするか、糸選びの楽しみを提案することも盛り込むか。
はじめてのパターン集だから、ついついあれこれ要素を盛り込みたくなるけれど、
そうすると散漫になるな~とか。
もうちょっと考えることといたします☆

ではではこのへんで。

# by lacecafe | 2016-04-10 18:34 | 日々のこと

『ATELIER 24 PAIRS』

『ATELIER 24 PAIRS』
~スタートするにあたって~

『ATELIER 24 PAIRS』というのは私のボビンレースに関する活動スタイルの名称です035.gif
ちなみに、24 PAIRS というのは、私がよく好んでデザインするバンシュのフォーマットに由来します。

一般的に、バンシュというのはボビンレースの中でも最高難度に位置づけられていることがほとんどで、習える機会もそうそう無く、どんなレースか実態は謎…のようなイメージをお持ちの方々、けっこういらっしゃるのではないかと思います。

でも、デザインを工夫すれば、ボビンレースの基礎さえ学べば気軽にトライできちゃうかも…
そんなことをあれこれ考えるのが大好きで、行き着いたのが24ペアのフォーマットでした。
ということで、自分らしいかな~と思いまして^^

そんな私も、最初は、種類もわからないアンティークレースに憧れたことがボビンレースを学び始めるきっかけでした。
当時の私と同じように、憧れるレースはあるのだけれど何をどうしてよいかわからない…といった方々の、好きなレース、織りたいレースを見出すお手伝いができれば、と思います。なので、

レッスンを、ボビンレースを学ぶきっかけにしていただければ幸いです。
気軽なお試し、とでも言った方がよいかもしれませんね^ ^

それから、別にボビンレースが好きというわけではないという方々へ。
日々の暮らしの中で、さまざまなことで頭がいっぱい!
リラックスしようと思ってもどうしても頭が思考から解放されない!といった方々に、
ボビンレースを無心になって織る時間をたまに過ごしていただければな~と。

習い始めは、簡単なステッチでも(とりあえず私はそうでした)、集中して織らないと間違ってしまいますし、
織り慣れたとしても織り図とにらめっこするような難易度の高いパターンがありますし、
レースを織っている時間は、織ること以外の思考から解放されます♪
私自身、ボビンレースを習い始めた頃、なんて癒し時間=(笑)と、しみじみ感動していたものでした。

織るのは、トーション、バンシュがメインになります。
      他の種類のボビンレースはご相談下さい。

2018年現在、単発のワークショップ中心の活動になっています。

レッスンについては、数名様でのグループレッスンを企画していただきましたら、
私でお教えできる内容で場所で日程が合えば可能です。

トーション、バンシュがメインで、あとはケースバイケースで対応いたしております。

場所は関東。
出張講習の場合は、基本的には交通費を御負担いただく形になります。

レッスンフィーは、人数、内容によってケースバイケースになります。

※対象は当面、女性に限定させていただきます。

〈追記〉
2018年現在、
単発のワークショップ、デザイン&制作中心の活動になっています。
現状、私のキャパシティの関係で、ハンドクラフト関連の法人さまからのご依頼について条件が整えば、お受けしております。

継続的なレッスンにつきましては、
数名様でグループとして申し込みいただいた場合、状況的に私でお役に立てそうでしたらお受けする方向で考えています。
個人レッスンについてはスケジュール調整が難しく、受付可能か検討中です。
ある程度、基礎のわかっていらっしゃる方でしたら、
テキストとパターンを送付し遠隔指導+年に何度かのワークショップといった形態で、ご希望のレースが織れるようにアシストできそうな気もするのですが…
そこらへんも検討中です。
〈追記、以上〉


# by lacecafe | 2016-03-09 10:55 | 自己紹介

Parisの鹿

こちらのブログへは、『ボビンレース』のワード検索でお越しの方がほとんどのご様子なのにもかかわらず、
風景や動物ちゃんたちのお写真ばかりでごめんなさい…

鹿ちゃん続きだったから、というわけではありませんが(笑)、今日は1枚、レースの写真を。
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This 'Paris' lace is designed for my love of a superb work of Ms. Irma Neyrinck-Van Herck, just for my study, not for commercial purposes.

これは、Parisという種類に分類されるボビンレースです。
大きさは、ハガキよりちょっと小さいくらい。
フリーソフトが使いこなせてなくて、とんでもないところにクレジット入っちゃってごめんなさい=
なおしかた、わかりません…

ボビンレースをいちから学び始めた頃、ほんの初心者だった頃に、昔ながらのデザインを伝承していらっしゃった方による(ベルギーの方で故人)オーバルのテーブルマットの縁取りレースのようなパターンが出版されているものを見かけて、
そのパターンの中にいてひとめ惚れした鹿ちゃん♡を、自分でもデザインできるようになりたくて製図&織ったものです。

糸は昔はリネン糸がメインで織られていましたが、だんだんと綿糸が使われるようになり、今は専らエジプト綿70番と輪郭線用の太糸(専ら刺繍糸)を使って織ります。

わたしの周りでは『パリ地』と呼ばれているParisレースに独特の、あ、そうそう、point de Parisってフランス語では呼ばれているのですけれど、英語ではParis groundですネ、そう呼ばれるグランド、つまり地織の中に、太糸で輪郭をふちどった動物だのお花だの幾何学模様だのを配置しているのが特徴です。

パリ地は、バンシュはもちろんシャンティーのアンティークものにも使われているものがありますが、それらはまた別の分類になります

歴史的な経緯は専門書などに記述がありますが、メインの生産地でもないのになんでParis lace と、地名でパリがついているのかについては、よ〜わかりませんな〜ってところなので、ここでは省きます。

とりあえず、パリ地にギンプで囲まれたモチーフが配置されているレースは、ベルギーがメインの生産地であるタイプのものについても、分類ではパリ・レースになるということのようです。

以前、銀座の和光でアンティークレースの展覧会があったときに、Parisレースの各種アニマルモチーフが織り込まれた巨大なベッドカバーを見ましたが(糸は、ep70っていうより、フリージア(リネン)の80番くらいで、ギンプはタコ糸くらいの太い丈夫そうなものだったような…ガラス越しだから微妙ですが)、
太糸でモチーフの輪郭を囲む手法なので、バンシュだと糸の動きを考えると眩暈がしてしまうようなアニマル柄とか花柄なんかが、けっこう楽々と表現できちゃうのですよね。

だから、師匠に習うようになって、あまりに製図にてこずるもので(…)、Parisは製図するより柄だけ配置して適当に織るのが手っ取り早いのよね~って言われたときは、白目をむきそうになったのですが(苦笑)、昔の熟練した織り手さんたちにとっては、白糸で埋めていく塗り絵感覚だったのかもしれませんね(?)ワタシには無理ですが…

ということで、もちろん、上の写真の鹿ちゃんのは、糸の動きをオリジナルのフォーマット上に改めて一からしっかり製図しました。
が、そもそもパリという種類のレースを織ったことすら無かったので、当然、製図のルールも知らないわけで、無謀もいいところ…
ほんとに師匠には頭が上がりません…

製図もたぶん、レッスンで10回はかかったし、その都度、師匠には手直し(というか、その都度ほとんど全面書き直しに近かったです…)していただいて、
ちょっと心が折れかけましたけれど、鹿ちゃんのモチーフは何年も憧れていたものだったので、ほとんど勢いで無我夢中(師匠にはほんとにいい迷惑…あ=冷や汗)で、仕上げました。

で、バンシュとパリを当時は同時進行で習っていたわけですが、糸の動きの約束事や微妙な動かし具合とか角度とか、そこらへんの違いを消化するのは私の頭にはハードル高すぎて、
しばらく、パリの糸の動きでバンシュを書いちゃったり(…)

ということで、その後、Parisレースの習作はいくつか製図して試作したりもしましたが、
太糸=ギンプを使わないバンシュの方が、織るときなんとなく楽なので(個人的な好みです…)、今はバンシュに集中しています。

でも、お絵かきが得意な人だったら、Parisレースを製図するのは、とても楽しいことだと思います♪
アンティーク写しの柄などをレースに織りあげると、やっぱり、宝物感がたまりません~

上の鹿ちゃんのは、お手製マットでちょっと遊んでフレーミングしてみました。
なんとなく、そのまま、紫外線にあてないようにと箱に入れてしまってあって、たま~にひっぱりだして眺めては、ひとりで喜んでマス(笑)
師匠に習い始めた頃の思い出のつまった、ちょっとこそばゆい宝物です。

さてさて、ずいぶん長話になっちゃいました。
このへんで☆

<追記>
アップしてから、あ~そういえば微妙かも?と念のため。
モチーフ自体は鹿も草花柄もそれぞれ、Parisにはよくあるモチーフですが、アンティーク写しで出版されていたIrma Neyrinck-Van Herckさんのオーバルの作品の柄がとても素敵なので、その一部のフォルムを活かして1枚の絵のように構成し、織り方をいちから製図しました。
アンティークのレースを自力でパターン起こしするのは著作権が切れていますから問題ないのですが、ベルギーでアンティーク写しのもののパターン図が出版されたのが何十年か前とはいえ出版された方の著作権が完全に切れるタイミングではありませんし、伝統柄のデザインではあるものの微妙なので、ここに明記しておきます。
別に商業目的で製図してものではない習作ですし、最近、デザインのパクり問題がよく騒ぎになりますので念のため。
イメージとしては、日本の古代裂を復元したものが素晴らしいと思って、古代裂の中の鹿ちゃんとお気に入りのお花柄のフォルムを参考にオリジナルのフォーマットに配置して、個人的な楽しみとお勉強のために織ってみた、っていうかんじです。




# by lacecafe | 2016-02-24 12:11 | ボビンレース