DMCさんのcoton perlé(コットンパール刺繍糸。同じ名称のビーズと紛らわしいからフランス語のスペルを使いたくなる)は、渋谷西武サンイデーさんからボビンレースのワークショップを、とご依頼いただいたことをきっかけに、自分がデザインするボビンレースに使うようになった糸です。
百貨店さんで公の場で告知もされますし、
新しくパターンを考えるたびに、インターネット検索などでできるだけ調べて、類似のものは無いか確認してきました。
ですが、調べるにも限界がありますから、
海外の方による初心者さん向けワークブックなどで見かける程度だったこの刺繍糸は、
超簡単・超ミニマムなワークショップ向けパターンをデザインする上で本当に力強い相棒のような存在となってきました。
コットンパール刺繍糸の8番、12番、
特に12番については、それ用にデザイン起こしされたボビンレースのパターンは、これまで見かけたことがありませんでしたので、デザイン的にどこにもご迷惑をおかけせずに済みそう♡と、ワークショップのリピーターの皆さま向けのパターンを考えるのが楽しくなって^_^
糸の光沢が美しいし、カラーバリエーションが豊富で、
太さも選べるからいろいろ遊べるんですよね。
糸ごとのゲージは一律ではなくて、
デザインごとにピッタリなゲージを自分の好みで設定して、超簡単だけど、一応、完全にオリジナルのパターンをご用意してきました。
このことは、私自身にとって、試行錯誤で大変ではありましたけれど、ワークショップをお引き受けしなかったら取り組まなかったでしょうから、とても大きな豊かな経験となりました。
固定観念のリミッターをはずすというのは、
はずしてみるまでは不可能のように思えるようなことだったりしますが
新しい分野に自分が入っていくときは、
いつだって真っさらな状態で向き合ってこれまでも生きてきたわけだから、年の功でしょうか、なんとなく、これって、いけそう☆といった勘のようなものは経験値を積んできているのか、ときどき降ってくる思いつきをカタチにするとき、すんなりと道筋が見えてきたりして面白いものです。
今回は、DMCさんのハッピーシェニールというフワフワもこもこの可愛い糸をギンプに使ってみるアイデアを思いついて、試しに織ってみたら、ちょうど良いかんじに。
このハッピーシェニールを使うパターンはシリーズ化予定で、
今年の秋くらいにはあれこれワークショップでリリースできるように。
写真のものはcoton perlé刺繍糸を使用していますが、
糸六さんの絹糸と合わせる用のパターンも考え中。
渋谷西武さんでのワークショップは、改装の関係で今月、
2月がラストなんですけれど、DMCさんのショップの横で開催できるという超恵まれた環境で締めくくりになるというのが感慨深く、名残惜しいです。
今後の関東方面でのワークショップは、
初めましての方々にもオープンなものは横浜で検討中です。
あとは、コロナの今後の推移次第で。
以下はInstagramの貼り付けです。
この色を使ってみたかった😊 original pattern : “Rose Windows”
Rose Ground も組み込んで織ってみたら、教会のステンドグラスの薔薇窓っぽい🌹かも、と、Rose Windows というパターン名をつけてみました。
もこもこのDMCさんのハッピーシェニールを飾り糸に。ワークショップ用にミニパターンにアレンジ。
寒いし、こういうモコモコふわふわに惹かれます。
#bobbinlace #dentelleauxfuseaux #originaldesign