試し織り、終了!

トーションとかブルージュフラワーワークとか、
初心者の頃には、早く通過してしまいたい練習課題のレースだったものですが、
自分でデザインしたりするようになったりしてくると、
改めて向き合いたくなったり…

あと、師匠が昔、このデザインに感動されたことが転機になったというようなお話もうかがったことがあって、一度、織ってみたいなと思っていたスターモザイク。

個人的な理由で、少し小さめに仕上げようかと思って、縮小加減のチェックがてら、デザインの一部だけを試し織りしていたものが、こんなかんじに仕上がりました。
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これは、1981年のKANT誌に発表された、A.Billiet-Declee先生のデザインのセンター部分だけを、オリジナルより少し細いFresia80番の麻糸で織ったものです。
アウトラインは、製図せず、オリジナルのプリッキングを縮小したパターン上で織りながら適当に処理。
凸凹の尖端や凹みの折り返し部分を、どーしよーかなーと、思いつきでいろんな織り方をしているので、遠目に見てください〜^ ^;

1981年のバックナンバーが入手しやすいサイトに出ていたので、発注しちゃった。
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この頃の装丁や編集は、とある、故人の先生が発行されていたボビンレース誌を思い起こさせるもので、あぁ、そういうことだったのかと…

この頃からもう、40年近く経過し、世界は大きく変わり…
これが今年初めて届いた最新のKANT誌。
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表紙や編集がバージョンアップして。
表紙のチューリップのフランドルスは、Anne-Marie Verbeke-Billiet先生のデザイン。
普通に織ったフランドルスの下に、Fresiaの麻糸かな…縮尺からして私はやったことがないけれど50番とか、かなり太い糸でも織ったものが!

このデザインは、こんなふうに大きく仕上げても映えますネ☆

細かいレースは苦手…でも、細い番手のレースのデザインは好き♡という方には、こういうアプローチ、いいかも。
私自身、バンシュのグランドなど初めての方には、麻糸の80番で糸の動きに慣れることができるようパターンを別途、用意することがあるのですが、
糸の動きが見えやすいだけではなく、織ったものが大きく仕上がることで用途が広がるメリットもありますよね。

さてさて、スターモザイクは2年計画ですが、試し織りのかんじからして80番で良さそうだし、そろりそろり、ポツリポツリと、個人的な楽しみとして織っていこうと思います♪

おまけ
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無料の簡単加工アプリで遊んだら、センターのリーフというかpoint d'espritの構成部分が、5枚の花びら風に見えて桜っぽく🌸
桜もそろそろ終わりですね。
さてさて、新しいこと、あれやこれや、はじめることといたしましょう…

by lacecafe | 2018-04-03 10:13 | スターモザイク
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