昨晩から涼しくて、今朝はエアコン要らず。
あれこれやっぱりバテ気味なのか、ボーッとしていたい気分ですが、そう遠くないところからキジバトの鳴き声が聞こえてきたりで(苦笑)、なんか落ち着きません…
気分転換にブログでも…
去年、あ、これ好き♡、と、ひとめで惹かれた糸がありました。

ダルマの60番レース糸の、この色の。
ダルマのレース糸って、ボビンレースで使うなんて考えたこともないくらい、ボビンレースの教材などとは縁が無かったのですが、
色糸に興味を持ってあれこれ探していたときに、糸の太さとかもスルーして^ ^;
このなんともいえない緑と青の境の淡い微妙な色があまりに好みなのと、
パッケージデザインとかレタリングもいいな〜しかも国産で糸の老舗のダルマさんがつくってる!
と、なんかこの糸でボビンレースでできたらいいなぁ…と、
それ以来、あーでもないこーでもないと、織り方とかデザインとか、ずーっと考えてきてます。
私は基本的に、アンティークレースが好きで、そのテクニックを学んできています。
で、繊細で超美麗なタイプのレースが特に好きなのですが、そういうのは極細の糸で昔は織られていたから、
そういった糸であることが前提のデザインでありテクニックなことがほとんど。
ダルマの60番の太さだと、けっこう太いから、庶民が日常使いにしていたようなトーションとか、ロシアとかクリューニーあたりのガッチリ系レースあたりなら、そのままのテクニックでデザイン&織れるかんじ。
でも、個人的にやっぱり、ボタニカル柄が好きなんですよね…
そうなると、糸の太さは全然違うというか細くなるけど、クリューニー系の織り方をするベッドフォードシャーのデザインが頭をよぎるわけです。

これは、私がいっときハマってたトーマス・レスターのコレクションより。
点々=プリッキングだけで織るんですね〜
織り方図、無いんですよ〜
私は、見てるだけでハッピーな気分になるんですけど(笑)
トーマス・レスターのものは、もうホント、デザインがね…ベルギーものとは全く違うのだけど自然モチーフのパターン化具合がもうたまりませぬ…
こういったのは、オリジナルのは、もう現代ではつくられていない超極細の麻の、140番よりもっと細い糸で織られているんですよね。
だから、同じデザインでダルマの60番で織るとしたら、相対的に巨大なレースになるし、細い糸だから気にならないテクニックも太い糸だとなじまないかもしれない。
でも、この色のこの糸で、ベッドフォードシャー(ベッズって略すこともある)的なモチーフを織ったら素敵だろうなぁ…
と、ここ何ヶ月かデザインをあれこれ考え中。
ディテールの解決法を思いついても、解決法に引きずられてデザインが犠牲になったり。
デザイン優先だとディテールがきれいにおさまらなさそうだったり。
だから、トーマス・レスターのデザインにインスパイアされつつも、出来上がったものはテクニックもデザインも似ても似つかぬものなるかも…
さてさて、バンシュの薔薇のコーナーは改めてデザインし直すことにしたし、これからしばらくフルスロットルで頭を動かさなきゃ、デス。
とりあえず、主婦系雑務を片付けて、今日の午後はがっつり製図することといたします…