YUKI(ATELIER24PAIRS)の活動記録とか日々のつぶやき
by YUKI
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デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ

ボビンレースのブログなのに、レースの写真が無さ過ぎ…とのご指摘をいただきまして、
オリジナルで制作した掲載可能なボビンレースの写真をこちらにまとめて貼り付けておきます。
パターン集の制作を考えております関係で、ここにアップできないものが多くて、ちょこちょこした試作品が中心になりますが、ご参考になれば幸いです。

✳︎パリの鹿については、イルマさんの有名で美しいアンティーク写しの模様の一部を参考にさせていただいた習作。パリレースへの憧れというか、オマージュ作品のようなものです。
随時、追加予定。

☆petit lys
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☆Flower Ring of 24 Pairs
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デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ_f0108001_11420187.jpg
そういえばupしていなかったかも…
Binche(バンシュ)のテクニックで、
アンティークっぽくフランドルグランドの原型(ダブルステッチのみの)を使って丈夫なお花のボーダーを、
どこまでミニマムなペア数でデザインできるかにトライしていたとき、
もしかして指輪仕立てにしてもかわゆいかも♪
と、ふと思いつきでリング仕様に一部をアレンジしてみたもの。
2、3時間あれば、手の早い方なら織れるかんじ。
レースを指輪にするって、汚れちゃいそうでコワい〜っと、パターン集にはウケが今ひとつだったので外すことにしましたが、個人的にお気に入りのパターンなので(笑)、名刺の裏にプリッキングを印刷してたりします。
点々だけでも、けっこうかわゆいので…^ ^

☆モダンシャンティーのバラをアップリケ
デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ_f0108001_08333843.jpg
これはオリジナルのデザインというかですね…テクニカルドローイングの無いバイユーレース(≒シャンティーレース。要は、アンティークレースで有名なシャンティーレースが現代に伝承されているエリアが、シャンティーではなくバイユーとなっている現状からきています。アンティークのシャンティーは基本は黒の絹糸ですが、バイユーは白糸を使う作品が中心となっていたり分類的に厳密には違いはあります。)の壮大なプリッキングがありまして、
その中の一輪の薔薇が目に留まり、そこだけ抜き出してアドリブでモチーフだけ織るという、モダンシャンティーというテクニックで織ったものになります。
連糸タイプのレースなので、華奢に見えて意外と丈夫♡
リネンのワンピースにブローチがわりに、2、3箇所軽く縫いとめてみました。
空気のように軽くて生地になじんでくれます^ ^
ちなみに、モデルは私ですが、アラフィフには加工ソフト、有難いデス…(笑)

☆Hearts and Wings

フランドルスでペネチェを製図してみたくてサクッとデザインして試し織りしたもの。
予想よりカワイイかんじになったので、そのうち真面目に織ってリングピロー風に仕上げたものに写真差し替え予定。
デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ_f0108001_17350508.jpg

☆Hearts on the corners

バンシュでよく使うパリ・グランドをコーナーに配置するデザインを考えるのにハマっていたときに、逆にコーナーにモチーフを置くバージョンもデザインしたもの。
ついでにバンシュのペネチェの復習がてら製図。
試し織りで超手抜きしたので、若干ゆがんでいますが、記録まで貼り付け。
この位置にハートを配置すると、かたちがシャープに出るなぁと。
何か別のデザインをするときに、このアイデアが活かせるかも?
デザイン&制作したボビンレース作品あれこれ_f0108001_19403560.jpg

☆LIFE IS SWEET
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©️Yuki Nakai 2016
バンシュで、ブレスレットにできるテープレースをデザインしてみました。
24ペア 48本 ep120

慣れてる方なら半日くらいで織れるプロジェクトになってます^ ^
しおりにもできるし、使い方はお好みで…ということで、 パーツなどつけていない状態。

☆ロザリン
イニシャルの習作
文庫本サイズのノートの透明なカバーを利用して表紙に。
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☆パリ
イルマさんの鹿に憧れて…鹿の習作
ご参考:Parisの鹿
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☆バンシュ KANT誌掲載作品
La Dentelliere bracelet

バンシュといえば、大量のボビンを使う最高難度のレースで、何年も習わないと織れないような高嶺の花…そんなイメージが強くて、憧れてはいるけれど手が出せない…そういう方々、いらっしゃるかと思います。
私自身がそうでした。

そんな昔の自分のためにデザインしたようなレースです。
少ない本数で練習気分でスグに織れて、仕上げれば実際に使えるようなもの…
モチベーションも上がるし、ピンを抜いたときうれしいかな〜と思って。
そんな想いを、KANT誌を通じて、世界中のボビンレースを愛する方々にシェアできて幸せ。

これは両サイドをピコにしたデザインにしていますが、各サイドに1ペアずつ足して、両サイドをダブルステッチ仕上げにすると、使ってるときのドキドキ度は下がります。

バンシュのようなレースのボーダーものは、歴史的に、縁取り用か布と布のつなぎ目に縫い込む用の用途で織られてきたので、
両サイドをピコのデザインというのは、私は見たことがありませんでした。
だから、先入観の無い日本人ならではのデザインね〜と面白がっていただけたらうれしいなと思いつつ、デザインしてました^ ^

個人的には、繊細なものをドキドキしつつまとうかんじ、好きなんですけれど、

作品としては、このダブルステッチバージョンのペア数のパターンの提案は、今後のライフワークの柱としています。

ちなみに、La Dentelliere というのは、フランス語で、「レースを織る女性」を意味します^ ^


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☆ハートの習作(バンシュ、パリ、フランドルス)
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KANT誌に掲載した作品については、著作権はKANT誌に属します。
その他については、すべて私に帰属します。
掲載写真からのデザインの剽窃またはコピー制作、
無断での写真の流用等、著作権を侵害するような行為はできません。

このページをご覧になるのはボビンレース愛好者の方々がほとんどでしょうから、そのようなお断りは不要かと存じますが、念のため。

by lacecafe | 2016-05-18 10:08 | 自己紹介
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