今日はとても爽やかなお天気。
梅雨の合間の日差しが強い晴天…というのは1年のうちでも好きなお天気なのですが、今日はなんだかそんなかんじ。
やっぱり、少し、季節が早まっているような…
ここ1か月ちょっと、ボビンレースってこんなもので現状こんなかんじ~なんていうことを、ボビンレースについてほとんど全くご存じないカテゴリーの方々にお話しする機会が何度かあって、
そのときに、簡単だけど、説明用にペーパーをつくったというか、したためたのですけれど、
つらつらとボビンレースの種類を列記していきつつ、なんか感慨にふけってしまいました。
そういえばこれまでに習ってきたレースであったり、パターンを見れば織れるレースの種類というのは、けっこうな数になるんですよね(遠い目)
習った順でいうと、
・トーション
・ロシア
・フラワーワーク
・クリューニー(ベッドフォードシャーはトーマス・レスターの薔薇のデザインに一時熱烈に恋に落ちてて書籍で個人的に補完)
・シャンティーではないチュール系
・フランドルス
・パリ
・ヴァレンシエンヌ(丈夫だしもともと最初に憧れたレースではあるのですが、四つ組みのネットを美しく織りあげるのは至難の業~)
・バンシュ
・ファインブルージュ
・デュセス
・ロザリン
・バイユー(シャンティー)
・モダンシャンティー
・ロココ
・クリザンテ
・フラワーワークの応用(これ、とっても勉強になります♪)
・メヘレン(マリーン)(夢のレース…というにふさわしいようなアンティークの名品が多い種類。四つ葉のクローバーを思わせるグランドが特徴的で有名ですが、複雑で華麗なグランドの数々はバンシュレースで製図するときに使ったりして楽しめます♪ただ、メヘレンの独特のネット状のグランドについては織り方は習ったけれど、アンティークみたいな職人技は無理=ヴァレンシエンヌどころではない難しさで、とりあえず私はお手上げです^ ^;)
っていうかんじ。
デュセス筆頭に非連続糸のものはケースバイケースでのテクニックが多いし、
モダンシャンティーやメヘレンみたいな特殊で(個人的に思うのは)難しいレースというのは、適用されないけれど、
トーションを習って織り図の読み方を理解できれば、
極論、バンシュも織れちゃうんです。
織り図の指示通りに織ればいいだけなので。
もちろん、フランドルスやパリはグランドは異なるけれど同じようにギンプを使うものの、それにチュール系に至っては似ているように見えても国や地域によって、
ギンプの通し方、ピコのねじり回数またはピコの形状、糸の足し引き方法など、様々で、当然トーションとは異なるし、
そこまでのことは織り図には事細かに記載されないから、
パターンだけ入手しても伝統的な織り方を自力ですることは(そもそも知識が無ければ本来の織り方かどうかわからないわけで)できないけれど、
単純にデザインを楽しむだけなら、とりあえず細かいことは気にせず適当に織り図というかテクニック図通りに織れば個人的に楽しむことは可能なことがほとんど。
織り図のシステムを考案された方に、
ほんと、感謝です♡
ほぼインターナショナルに、理解可能な状態(線の色は統一しきれてないけれど、理解は可能)にまでなってるって、これだけ多様なレースの種類があるというのに、素晴らしいと思いません???
だから、私は何か国語も理解できないけれど、
私が製図したパターンは、織り図を読める人なら世界のどこの国のどこの言語を母国語にする人でも、理解して織ることができるということで、
そんなことを想像するだけで、うっとりしちゃいます^^
パターン集をつくるのも、どんな人に届くかな…っていう、
手紙をボトルに入れて海に流すような、そんな気分でもあります。
あれこれやってきたけれど、
今、デザインに取り組みたいし、心惹かれているのは、
・バンシュ
・モダンシャンティー
がメインで、あとはそのときどきでのマイブーム次第。
ある程度丈夫で、実用もできて(糸とかデザインにもよるけれど)、
華麗なデザインも、ラヴリーなデザインもできる、
そんなこの2種類が、いま、とってもフィットしています☆
いろいろ学んできた末の、現時点での、結論。
特に、バンシュは、製図ではかなり頭を使うけれど、
織り図とプリッキングさえあれば、誰でも織れちゃうところが気に入ってます♪
そんなこと、師匠に話したら、彼女もそうおっしゃってた。
モダンシャンティーは、かなり特殊。
デザインにもよるけれど、
たとえば薔薇の花みたいにしっかり面のあるモチーフの場合、
織りながらバンシュ的な織り図を脳内で構築しつつ織っていくかんじ。
だから、バンシュをある程度、製図できるようになった頃、
急に、あら、織れちゃうかも…あ、楽しい、
きゃ=はまっちゃった♡
っていう流れに。
モチーフLOVEで、チュール部分を織るのが面倒な私なんかにはぴったりなんです~
大好きな華麗なモチーフ部分だけ織れるっていう、夢のような手法で♪
デュセスの薔薇も素敵だけれど、モダンシャンティーだと基本的に連糸でかぎ針作業が無いから、個人的にストレスフリーなんです~
お絵かき感覚で織れて、ほんと、楽しいんです^^
あ、長くなってしまいました。
やりたいことは山積状態。
だけど、まずは、第1作目のパターン集を仕上げないと!です。
昨日、印刷会社さんというか、クリエイティヴ系に強い印刷会社さんなんですが、去年の秋に見積もりをとっていただきに伺って以来、2回目の訪問をしてきました。
結局、今回は、IllustratorもPhotoshopも使わず(もしかしたら文字とかで、友人にお願いするか、自力でキンコーズとかで使う部分はあるかもしれないけれど…)アナログに版下入稿なかたちで制作することに決定。
要は、切り貼り作業です~
それをスキャンしていただいて、そのまま印刷データとして使っていただくっていう。
色がきちんと再現されるかが気になるところだけれど、定評のある印刷会社さんだし、お手頃(といっても、けっこうドキドキな額です…みなさまに気に入っていただければよいのだけれど)なオンデマンド印刷ではあるけれど、なんとかなると期待☆
ではでは、3回目の洗濯が終わったところで、今日は主婦業と断捨離デーといたします~
どうもですね、レース関連に頭が集中していると、主婦業がお留守になりがち…
はやいところ主婦業やっちゃって、時間があったら、第2作目のパターンをちょっと考える時間にあてたいところ…
あれこれデザインを考えるの、好きなんです^^
レースの製図を学ぶ人の中には、ご自身でお教室を開くときに使えるオリジナル教材をつくるため、という方がけっこういらっしゃるのではないかと思うのですが、
私の場合、単純に、こんなデザインのレースがあったらいいな~っていう妄想を具体化させたくて、ひたすらこれまでやってきたところがあります。
デザインはライフワークとして続けていく予定。
せっかくこれだけ様々なことを学ばせていただいたので、
何らかのかたちでボビンレースの世界で役に立てたらなと。
だから、自分の手元でとどめておくのではなく、
せっかくだから、ボビンレースを楽しみたい!と思っていらっしゃる方々の役に立てる形で、パターン集を制作したり、
チャリティー企画などにパターン提供したり、
ニーズがあれば出前なりなんなりで織り方をお伝えする活動を続けることで、
そこに私がボビンレースと出会った意味を見出そうと思います。
別にバンシュでなくても、たとえば、伝統的な基本パターンのトーションでも、とてもかわいらしく楽しい作品が簡単に織れちゃう、そんなことを伝えるのも、とても楽しいだろうな、と。
そのうち、ちょっとトーションでも遊んでみますネ。
あ、横道…(苦笑)
危険、危険…でも、近々、ちょっとやってみよっと。
今年は、そんなこんなで来年も別コンセプトでパターン集を制作する関係で、デザイン作業に集中する予定です。
出前の「ATELIER 24 PAIRS」活動もいたしますが、
第2作目のパターン集を上梓するまでは、
件数は絞らせていただくことになるかと思います。
今はアイデア噴出期みたいなので…
さてさて、このへんで。